芹澤信雄氏、松山英樹マスターズ2年ぶり制覇へ ミスすれば“水難”アーメンコーナー攻略がカギ


9番ホールでラウンドを終え、青木功氏(右)から激励を受ける松山英樹

9番ホールでラウンドを終え、青木功氏(右)から激励を受ける松山英樹

◆米男子プロゴルフツアー ▽マスターズ 練習日(4日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7545ヤード、パー72)

 【オーガスタ(米ジョージア州)4日=岩原正幸】米男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズは6日(日本時間同日夜)から4日間、オーガスタ・ナショナルGCで行われる。2年ぶり2度目の制覇を目指す松山英樹(31)=LEXUS=は9ホールを回り、心配された首の状態も「大丈夫」と強調した。第1ラウンド(R)は日本時間6日午後11時54分にスタート。TBSで解説者を務めるプロゴルファー、芹澤信雄(63)が大会を展望した。

 * * * *

 松山選手の首の状態は心配だが、マスターズにかける思いは特別に強い。悪天候の予報で昨年同様に寒いが、しっかりと状態は合わせてくる。10年連続12度目の出場経験をもとに、コース攻略は頭に入っている。世界屈指のショットメーカーなので、2年ぶりの優勝はパット次第になるだろう。

 優勝候補の筆頭は昨年2位で今季安定感がある世界ランク2位のロリー・マキロイ(英国)。史上6人目のメジャー4冠制覇の生涯グランドスラム達成なら盛り上がる。初出場の比嘉選手は日本の賞金王として4日間、回ってもらいたい。

 コース全長が2年連続で大会史上最長を更新し、7545ヤードになった。最も易しかった13番パー5(545ヤード)のティーグラウンドが後ろへ35ヤード下がった。大半の選手がドライバーで第1打を打たないといけなくなる。残り200~230ヤードの第2打地点はつま先上がりで、持つクラブはロングアイアンとなり、2オンやイーグルを狙えばグリーン手前の小川がより気になるはず。「アーメンコーナー(神に祈らなければならないほど難度が高い11~13番の呼称)」は、全て水が絡むホールでミスをすればダボやトリプルになる。今年は、この3ホールを無傷で切り抜けることがカギとなりそうだ。(プロゴルファー・芹澤信雄)

 ◆芹澤 信雄(せりざわ・のぶお)1959年11月10日、静岡・御殿場市生まれ。63歳。ツアー初優勝の87年・日経カップから10年間賞金シード。96年日本マッチプレー選手権プロミス杯など通算5勝。2010年富士フイルム選手権でシニアツアー1勝。12年賞金王・藤田寛之は弟子。日本プロゴルフ協会副会長。

最新のカテゴリー記事