蝉川泰果が通算17アンダーでうれし涙のプロ初勝利 「去年の自分からすごく成長したんじゃないかと思う」 


プロ初優勝を決め清水重憲キャディー(左)と抱擁する蝉川泰果(カメラ・谷口 健二)

プロ初優勝を決め清水重憲キャディー(左)と抱擁する蝉川泰果(カメラ・谷口 健二)

◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 最終日(16日、大阪・泉ヶ丘CC=7051ヤード、パー71)

 全競技が終了し、アマチュアとして国内初の2勝を挙げ、昨年プロに転向した蝉川泰果(フリー)が、プロ初優勝を手にした。

 最終日を13アンダーの単独首位でスタートし、2バーディー、1ボギーで前半を折り返すと、後半は3バーディー、ボギーなしの67。通算17アンダーで2位に4打差をつけて、ツアー3勝目を決めた。

 前回大会は、予選を首位で突破し、初めてツアー最終組で決勝ラウンドを回ったが、最終日に6つスコアを落とし17位だった。悔し涙から1年、最終日最終組でも安定したプレーで、最終ホールをバーディー締め。アマ時代を含めると2022年「パナソニックオープン」以来、プロ転向後としては6戦目での頂点に、うれし涙を流した。

 蝉川は「(昨年大会の)リベンジをしたいという気持ちがあった。悪いイメージもあったが、優勝できてうれしい。去年の関西オープンの自分から、すごく成長したんじゃないかと思う」と話し、「複数回優勝を目指すことと、賞金王を目標に頑張っていきたい」と意気込んだ。

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