◆男子プロゴルフツアー▽ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント プロアマ戦(19日、茨城・PGM石岡GC=7039ヤード、パー70)
石川遼(カシオ)が開幕前日に取材に応じ、DPワールドツアー(欧州ツアー)との共催大会でのプレーを待ちわびた。
今大会を制すると、欧州ツアーの今シーズンの残りと2025年までの2年間のシードを獲得できる。「勝った場合の話なのでそこは正直、今は考えていないというのはありますけど…」と言葉を選びつつ、「(権利を)行使しないということは考えられない。最終的なゴールは世界最高峰のツアーでやること。高いレベルでやれるチャンスがあるなら高いレベルで絶対にやりたい。ただ、やるべきことはどこのツアーにいても全く変わらないし、環境が変わっても自分の目指すところは全く変わらない」と話した。
昨年はコロナ禍のため、日本ゴルフツアー機構(JGTO)単独での開催となった。今回ようやく、欧州と日本の共催大会が実現する。「日本で開催されるということは、すごく自分自身もうれしいし、日本のゴルフツアーにとってもすごくいいこと。世界へつながっていくための大きなチャンスを、日本の選手たちはもらえる。すごく素晴らしい機会だと思うし、すごく刺激を受ける」と目を輝かせた。
セッティングについては「グリーンの刈り高も、フェアウェーの刈り高も、この時期にしては短い。フェアウェーとラフの差が、はっきり出る。フェアウェーからも、しっかりとしたアイアンのコンタクトが求められる」と分析。「コースを甘く見過ぎず、リスペクトし過ぎず。自分のバランスを意識して。バーディーチャンスにつけられると思えば攻めるし、今日の自分は厳しいなと思えば行かない、みたいなところのバランスを捨てずにやりたい」と語った。