女子プロゴルフツアーのフジサンケイレディスは21日から3日間、静岡・川奈ホテルGC富士C(6457ヤード、パー71)で開催される。先週のKKT杯バンテリンレディスで初優勝を飾った20歳の岩井明愛(あきえ、ホンダ)は20日、同GCで開催されたプロアマ戦に出場後「今週も勝ちたい。気持ちを切り替えています」と意欲的に話した。双子の妹の千怜(ちさと、ホンダ)は昨年8月、NEC軽井沢72で初優勝を飾った後、翌週のCATレディースで連勝。妹と同じ快挙を目指す。
先週の初優勝後、明愛の携帯電話には祝福のLINEが約170件もあったという。その中にはツアー通算50勝の永久シード選手、不動裕理からのお祝いの言葉も届いた。「とても、うれしかったです」と笑顔を見せた。
21日の第1ラウンドでは、双子の妹の千怜と、埼玉栄高の3学年先輩の菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)と同組。「チーム埼玉栄で頑張りたいです」と明愛は話す。千怜も「明愛の初優勝はうれしかった。私も頑張るぞ、という気持ちです」と直接対決に意欲を示した。
5月29日には、全米女子オープン(7月6~9日、米カリフォルニア州ペブルビーチGL)の日本予選会(千葉・房総CC)に姉妹そろって初挑戦する。一日36ホールの長丁場の戦いに20歳の若手は意欲満々。「海外にも行きたいです」と明愛は前向きに話した。