岩井千怜「完璧だった」池ポチャバーディーで2差6位 出たウクレレパフォーマンス


3番、ティーショットを放つ岩井千怜(カメラ・安藤 篤志)

3番、ティーショットを放つ岩井千怜(カメラ・安藤 篤志)

◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(28日、千葉・浜野GC=6656ヤード、パー72)

 ツアー2勝の岩井千怜(ホンダ)は6バーディー、3ボギーの3アンダー、69で回り、首位と2打差の6位につけた。「今日はよかったな、と思わせてくれる最後のショットだった」と振り返ったのは18番パー5の第4打だった。

 第2打は池に消えた。絶体絶命のピンチにも動じない。残り73ヤードから58度のウェッジで放った「完璧だった」という第4打がカップインするスーパーバーディーで締めた。両手を上げて喜ぶと、双子の姉・明愛が最近はまっているという「ウクレレ」を弾くパフォーマンスでギャラリーを沸かせた。

 前週のフジサンケイレディスは優勝争いの末に2位に終わったが、気持ちは切り替わっている。大会翌日の24日、近所の小学校に姉と父と向かった。グラウンドにある5メートル近い登り棒を、12往復した。中学の頃から取り入れているトレーニングで、上半身全体を鍛えることができる。「つまらないな」と思いながら、黙々と登り続けた。

 1アンダー、23位スタートの姉は、18番でイーグルを奪った。「私も明日はイーグルを取れるように頑張ります。飛距離を生かせるコースなので、このまま行きたい」。今季は2位が2回。2週前のKKT杯バンテリンレディスでツアー初優勝を飾った明愛に続く。

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