◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(4日、茨城GC西C=6780ヤード、パー72、報知新聞社後援)
昨季の年間女王で、前回大会覇者の山下美夢有(加賀電子)は1バーディー、4ボギーの3オーバー、75と出遅れた。
10番スタートだった前半は、バーディーなしの2ボギー。後半は、ボギー後の4番で初バーディーを奪ったが、その直後に4つ目のボギーをたたいた。以降は、パーでしのぎ「今日は比較的にティーショットは良かったんですけど、セカンドショットの精度が結構悪くて、パーオンするのが少なく、パーもなかなか取れない状況が続いた」と振り返った。
昨年は、第1日を8バーディー、ノーボギーの8アンダー、64で回って2位に3打差をつけて単独首位発進。そのまま4日間、首位を守りきってメジャー初制覇を果たし、年間女王への大きな一歩を踏み出した大会だった。「やっぱりメジャーで優勝できて、ディフェンディング(チャンピオン)と言ってもらえるので、まずはしっかり予選を通過して、4日間戦えるように頑張りたい」と山下。同じ早朝スタート組で暫定首位に立った宮沢美咲(大倉)でも2アンダーと、難コースにスコアが伸び悩む今大会。メジャー大会へ昇格した2008年以降では2人目となる連覇に向けて「明日は午後からなんですけど、風も吹くみたいなので。しっかり風対策をして、風が強いと攻め方も変わってくると思うので、まずはノーボギーでラウンドできるようにしたい」と冷静に先を見据えた。