◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(5日、茨城GC西C=6780ヤード、パー72、報知新聞社後援)
強風が吹き、アンダーパーで回った選手が3人しかいない過酷な第2ラウンドが終了した。ツアー2勝で初メジャー優勝に挑む吉田優利(エプソン)が2位で出て5バーディー、2ボギーの69で回り、唯一の通算アンダーパーとなる4アンダーで単独首位へと浮上した。
通算8勝の小祝さくら(ニトリ)は、午後スタート組で5バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア68をマーク。72で回ったリ・ハナ(韓国)とともに、4打差のイーブンパーの2位で追いかける。韓国ツアー5勝で世界ランク56位のイ・ソミ(韓国)が73で回り、1オーバーの4位となった。
ツアー1勝の双子の姉・岩井明愛(あきえ、ホンダ)、通算1勝の森田遥(新英ホールディングス)、ともに初優勝を目指す金沢志奈(クレスコ)と竹田麗央(ヤマエグループHD)は、2オーバーの5位に並んだ。2008年のメジャー昇格後、2人目となる大会連覇を狙う山下美夢有(加賀電子)、初優勝を狙う工藤優海(フリー)は3オーバーの9位で続いている。
通算54度目の挑戦で、悲願のメジャー初制覇のかかる上田桃子(ZOZO)は4オーバーの11位。初日単独首位発進したメジャー初出場の20歳・宮沢美咲(大倉)、18年大会覇者の申ジエ(韓国)、ツアー2勝の双子の妹・岩井千怜(ちさと、ホンダ)、21&22年韓国ツアー賞金女王の朴民智(パク・ミンジ、韓国)は6オーバーの18位となった。
74と粘ったアマチュアの馬場咲希(代々木高3年)、17年&19年賞金女王の鈴木愛(セールスフォース)、通算4勝の青木瀬令奈(リシャール・ミル)は7オーバーの29位につけた。メジャー2勝の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は8オーバーの43位。西郷真央(島津製作所)は、9アンダーの52位で決勝ラウンドへと進んだ。
一方で、菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)、ツアー1勝の高橋彩華(東芝)は10アンダーの62位。ツアー1勝の尾関彩美悠(あみゆ、JFEスチール)、通算16勝のテレサ・ルー(台湾)は11オーバーの72位。通算2勝の堀琴音(ダイセル)は12オーバーの81位。ツアー2勝の金田久美子(スタンレー電気)は16オーバーの98位で、いずれも予選落ちとなった。