54度目挑戦の上田桃子は最終日4打差逆転で国内メジャー初制覇へ「あの方のパットとアプローチがあったら…」


6番、ティーショットを放つ上田桃子(カメラ・中島 傑)

6番、ティーショットを放つ上田桃子(カメラ・中島 傑)

 ◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(6日、茨城GC西C=6780ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 通算17勝の上田桃子(ZOZO)が8打差11位で出て3バーディー、3ボギーの72で回り、通算4オーバーで首位と4打差3位に浮上した。

 難コースの上、最大瞬間風速15・3メートルを記録する悪条件の中、「腹をくくるということだけを初日からずっと思ってやっています」。計算外を受け入れる姿勢で3番、11番はピンから4メートル、5番は6メートルのバーディーパットを沈めた。最終ホールは2打目が木に当たり、45ヤード残るピンチだったが、3打目をピンそば1メートル弱につけてパーでしのいだ。

 今大会前のプロアマ戦では元世界ランク1位の盟友・宮里藍さんとラウンドし、「あの方のパットとアプローチがあったらもっと余裕なのになー、と思いながらずっと回っています」と笑った。連日、LINEでもやり取りをしているといい「疲れをためないように言われているので、それだけ気を付けています」と米ツアーでもともに戦った盟友のエールも力にしている。国内メジャー通算54度目の挑戦で初の頂点へ。「(通算)400試合もやってきてるんだから、ある程度引き出し使って、明日は戦えれば」と百戦錬磨の経験をもとに、悪天候予報の難コースに立ち向かう。

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