◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(6日、茨城GC西C=6780ヤード、パー72、報知新聞社後援)
4打差首位から出た吉田優利(エプソン)は1バーディー、5ボギーの76とスコアを4つ落とし、通算イーブンパーとなったが、単独首位を守った。2位と2打差。強風とメジャーの難しいセッティングに苦しみ、前半に3ボギー。同じ最終組で追う李ハナ(韓国)に9番終了時点で逆転を許した。後半の15番でこの日5つ目のボギーも、迎えた最終18番で3メートルのパットを沈めて初バーディー。メジャー初制覇へ王手を掛けた。
「自分的にはスコア以上に納得している。4オーバーは打ち過ぎだと思うけど、自分が思ったように打って風でラインが外れてしまったり、そういうミスが何回かあったくらい。気持ち的にはとても前向きでプラス。(18番のバーディーは)今日一日耐えてきたので、いいご褒美になった」と話した。
同門で腕を磨く、通算17勝の上田桃子(ZOZO)が72と粘り4オーバーの3位に浮上。最終日は同じ最終組ではないものの、「(優勝争いは)すごく楽しみ。一緒に回ることはできないけど、いつも背中を見て練習している先輩と大きな大会で競えるのは幸せなこと」と喜んだ。
2打リードで迎える最終日に向け「本当に差はない(ようなもの)。しっかり自分のゴルフをしたい。明日、全選手の中で一番いいプレーをしたい」と意欲的に語った。