韓国の21歳・李ハナ、ジャンボ尾崎からの助言で好調キープ 2打差2位から逆転での初Vへ「楽しんでプレーしたい」


16番、ティーショットを放つ李ハナ(カメラ・中島 傑)

16番、ティーショットを放つ李ハナ(カメラ・中島 傑)

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(6日、茨城GC西C=6780ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 21歳でツアー&メジャー初勝利を狙う李ハナ(韓国)は3バーディー、5ボギーの74と粘り、通算2オーバーで2位をキープした。首位とは2打差。最終組で出ると、前半の8、9番で連続バーディー。後半にスコアを4つ落としたが、終盤の17番でチップインバーディーを奪うなど、見せ場たっぷりのラウンドだった。

 8歳からゴルフを始め、2度目の挑戦となった21年6月のプロテストに合格した李は「前半良い流れで回ったけど、後半風もだんだん強くなってドライバーショットがラフに入り、セカンドが狙いにくくなって難しくなった」と流ちょうな日本語で振り返った。

 昨年から、原英莉花、西郷真央らの師匠でもある男子ツアー歴代最多94勝・尾崎将司に師事。ジャンボ邸には2週前に訪れたそうで「シーズン前よりスイングのタイミングが変わっていたのでアドバイスをしてくれて、良くなった」と助言に感謝した。

 20―21年シーズンに下部ツアーで賞金女王になった。昨季は自身最終戦、大王製紙エリエールレディスで4位に入り、メルセデス・ランク54位で今季の前半戦出場権を得た。開幕前の目標は「シード選手になることと、リコーカップに出ること」という。今大会優勝で得られる複数年シードは魅力だ。2打差を追う最終日へ「最終日最終組が初めてで、ギャラリーさんもたくさん来てくれる。その中で楽しんでプレーしたい。目の前の一打に集中して頑張りたい」と意気込んだ。

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