◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第2日(19日、愛知・中京GC石野C、6573ヤード、パー71)
ツアー通算8勝で30位から出た小祝さくら(ニトリ)は4バーディー、1ボギーの68で回り、通算4アンダー、暫定5位でホールアウトした。序盤の11番で9メートルのバーディーで勢いに乗ると、距離の長い13番パー4(443ヤード)では3メートルを沈めてパーセーブ。16、18番でスコアを伸ばし、後半をイーブンで回った。
大雨の悪条件の中、冷静にラウンドした小祝は「雨があって、とくに13番が一番長く感じたけど、その中でもアンダーでプレーできたのは良かった。ショットも昨日より手応えがあって、そのおかげで、すごく良いイメージでプレーできた」と振り返った。
初日(70)は「全然狙った所に打てなかった」というが、コーチとともにスイングを修正したことが奏功した。「昨日までアウトサイドインに入れてフェードのイメージで打っていたが、全然フェードが掛からずに左への引っ掛ける球が出ていた。(今日は)インサイドアウトに振って、ドローのような感じで打って、それが良かった」と持ち前の器用さで調子が上向いた。
マネジメント面でも「こういう雨の時はボギーが出やすい。ボギーが出ると流れが悪くなるので、最低限パーを取ってという感じで。天気が良い時はバーディーを狙いにいったり、バーディー合戦になるが、こういう日はなるべくボギーを少なく回ることを意識した」とセーフティーなプレーを心掛けた。
この日は午前7時10分のスタートのため、3時40分に起床予定も「目覚ましを1時間、間違えて」4時40分に起床となった。それでも「4時53分くらいに出ました」と、最低限の支度を猛スピードでこなし、苦笑いした。
今季はまだ優勝はないが、2週前のワールドレディスサロンパスカップなど3位が3回。勝負のカギには「パット。あとはうまくかみ合えば」と見据える。残り2日へ「(この後)休めるので、体力を回復させたい」と話した。