小祝さくら、「1時間間違えた」目覚まし設定ミスも大雨も冷静に…暫定4位浮上 


12番、ティーショットを放つ小祝さくら(カメラ・岩田 大補)

12番、ティーショットを放つ小祝さくら(カメラ・岩田 大補)

◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第2日(19日、愛知・中京GC石野C、6573ヤード、パー71)

 第2ラウンド(R)は降雨によるコース状態不良でサスペンデッドとなり、59人が終えられなかった。30位から出たツアー通算8勝の小祝さくら(25)=ニトリ=が4バーディー、1ボギーの68で、通算4アンダーの暫定4位に浮上した。10ホールを終えた岩井明愛(あきえ、20)=ホンダ=が7アンダーで同トップ。今季国内初出場の渋野日向子(24)=サントリー=は予選通過圏外の6オーバー、同89位。

 小祝は前半の11番で9メートルのバーディーを決めると勢いに乗った。前半に3つ伸ばして68で、首位と3差の暫定4位に浮上した。大雨の中でも、冷静に回り「アンダーでプレーできて良かった」とうなずいた。

 初日後は、コーチとスイングを修正した。「アウトサイドインに(クラブを)入れてフェードのイメージで打っていたが、左へ引っ掛けていた」と分析。この日は「インサイドアウトに振って、ドローの感じで打った」と持ち前の器用さで調子がグングン上向いた。

 早いスタートで朝4時前に起床する予定も「目覚ましを1時間かけ間違えた」と苦笑。「メイク以外は済ませて」わずか13分間の猛スピードで身支度を済ませ、事なきを得た。今季は3位が3回。「パットがうまくかみ合えば」と昨年10月以来の優勝を見据える。約半数がホールアウトできない中、しっかりと休めるのは有利な条件だ。残り2日へ「体力を回復させたい」と意気込んだ。(岩原 正幸)

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