◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 練習日(6日、兵庫・六甲国際GC=6513ヤード、パー72)
会場では、大会アンバサダーの宮里藍さんによるアマチュア選手対象の座談会、日本ゴルフ協会(JGA)による「ウィメンズ ゴルフデー」(WGD、女性ゴルフ普及を目的としたレッスン会)の両イベントが実施された。
アマ座談会で馬場咲希、寺岡沙弥香、六車日那乃や海外選手らと交流した宮里さん、ウィメンズ ゴルフデーのイベントでレッスンを行った横峯さくら(エプソン)が2人そろって報道陣の取材に応じ、かつての思い出などを語った。
2004年大会のツーショット写真(優勝・宮里藍、ベストアマ・横峯さくら)を前に並んだ2人のレジェンド。宮里さんは当時を「同世代のプロが本当に少なかったので、お互い刺激になっていた。すごく仲のいい友達で、プロという感じ」と懐かしそうに振り返った。横峯も「藍ちゃんが(03年秋に)アマチュアでプロの試合に優勝していたので、私もそれを目指して頑張りたいと思っていた」と懐かしんだ。
ともに結婚、出産をへて、藍さんは17年に引退後、様々な形でジュニアの育成にも携わる。一方、「30歳でやめる」と話していた横峯は米ツアー挑戦も経験し、37歳の今も現役でプレー。「すごいなあと思って見ています」と藍さんも目を丸くした。
現状のゴルフ界について、藍さんは引退後の立場から「この20年の間にパワーゲームになってきた。そこにうまく対応している若手選手が多いという印象」と分析した。横峯は「やっぱり若い選手にも負けたくないっていう気持ちでやっています」と現役選手としてのプライドをのぞかせた。