岩井千怜が通算23アンダー、初の完全Vで通算4勝目 AIG全英女子オープン初切符も獲得


18番、優勝を決めてギャラリーの声援に応える岩井千怜 (カメラ・馬場 秀則)

18番、優勝を決めてギャラリーの声援に応える岩井千怜 (カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 最終日(11日、兵庫・六甲国際GC=6513ヤード、パー72)

 岩井千怜(ちさと)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算23アンダーで初日から首位を守る自身初の完全優勝で通算4勝目を達成。5月のRKB×三井松島レディス以来の今季2勝目を飾った。

 16年大王製紙エリエールレディスでテレサ・ルー(台湾)がマークした通算24アンダーの72ホールの最少ストローク記録には及ばなかった。これまでの大会記録、通算17アンダー(12年キム・ヒョージュ、21年青木瀬令奈で、いずれも六甲国際GC)を大幅に塗り替えた。

 山下美夢有、申ジエ(韓国)はともに68と伸ばしたが、18アンダーの2位で並んだ。山下は大会連覇を逃した。木村彩子、金沢志奈が、14アンダーの4位となった。

 寺岡沙弥香が1イーグル、4バーディー、3ボギーの69で回り9アンダーの15位で、ベストアマチュアを獲得した。サントリーと契約する馬場咲希は76で、イーブンパーの49位となった。

 また、この大会において8月10日開幕の海外メジャー、AIG全英女子オープン(英国・ウォルトンヒースGC)の出場権が確定した。いずれも有資格者を除く〈1〉この大会の上位2人(岩井千怜、木村彩子)=順位にタイが生じた場合は世界ランク上位者を優先〈2〉メルセデス・ランク上位3人(岩井明愛、穴井詩、吉田優利)が新たに資格を獲得した。

 ◆日本人及び日本ツアー参戦選手の有資格者 渋野日向子、申ジエ、畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、山下美夢有、馬場咲希(アマ) ※7月3日時点での世界ランク50位以内の選手が加わる。

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