賞金総額は女子ゴルフの「6分の1」ながら選手会主催の男子ゴルフも見所あり


賞金総額は同週開催の女子ゴルフの「6分の1」ながら選手会主催の男子ゴルフも見所は多い

賞金総額は同週開催の女子ゴルフの「6分の1」ながら選手会主催の男子ゴルフも見所は多い

 男子プロゴルフツアーのジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品は22日から4日間、栃木・西那須野C(7036ヤード、パー72)で行われる。ツアー選手会が主催するトーナメントには156人が出場する。

 今大会は賞金総額5000万円(優勝1000万円)。一方、同週開催の女子ツアーのアース・モンダミンカップはツアー最高の賞金総額3億円(優勝賞金5400万円)。賞金総額は実に「6分の1」。女子大会の優勝賞金が男子大会の賞金総額を上回る。賞金では大きく遅れを取っているが、男子プロたちは那須の名コースを舞台に熱戦を誓う。

 ギャラリーを楽しませ、大会を盛り上げるためのイベントも多く準備されている。

 通常、トーナメントではギャラリーの写真撮影、動画撮影は禁止されているが、今大会では無音アプリを使用した場合、プレーエリアでの動画撮影が可能で、写真撮影はエリアを指定せず可能。男子プロのスイングをスマホに収めれば自身のゴルフの参考になりそうだ。

 また、選手の集合写真などのパネルの前で記念撮影できるフォトスポットを練習グリーン横に設置。18番グリーン周辺では選手とのグータッチゾーンも設置している。

 先週の全米オープンで日本勢最高の20位となった永野竜太郎(フリー)、同63位だった石川遼(カシオ)も強行スケジュールで出場する。「選手会主催の大会を盛り上げたい。全選手が面白い試合にしなければいけないと思っています」と永野は前向きに話す。前年覇者の稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)も「選手は大会を盛り上げたいと思っているし、みんなファンサービスをするんじゃないですかね」と笑顔で大会をアピールした。

 賞金総額は女子ゴルフの「6分の1」でも、格差をはねのけるような日本の男子ゴルフ熱戦が期待される。

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