中島啓太 長嶋茂雄さん冠大会に気合「記憶に残る選手になりたい」 6週連続V争いへ


中島啓太

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◆男子プロゴルフツアー  長嶋茂雄招待セガサミーカップ プロアマ戦(28日、北海道・ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72)

 中島啓太(フリー)が好調のまま、北の大地に乗り込んできた。前週は5週連続優勝争いの末に2打差3位。疲れを見せずにプロアマ戦を回り、「今週で6連戦が終わって1週間休みがあるので、しっかり出し切って終わろうと思う」。5月から続いた連戦も今週で一区切り。6週連続最終日最終組の偉業に挑む。

 昨年はへんとう炎で欠場したため、大会は初出場となる。「北海道の洋芝は大好き。アイアンの距離感が出しやすい。フェアウェーでも順目逆目で変わってくる。風が吹くと思うので、しっかり風対策をしながら、うまくパーオンしてリズムをつかみたい」と攻略へイメージを膨らませた。海外メジャーの全英オープン(7月20~23日、ロイヤルリバプールGC)前最後の試合を制して海を渡る。

 今大会から新たな試みとして、決勝ラウンドでは名物ホールの難関16番パー3を「The Monster 16」と題して盛り上げる。音楽とマイクパフォーマンスと歓声が交わるDJホールに、「にぎやかなのは好き。楽しい」と笑顔を見せつつ、「ホールが難しいので、まずグリーンに乗せることに集中してやりたい」と気を引き締めた。

 大の巨人ファンとして、長嶋茂雄終身名誉監督の冠大会に自然と気合が入る。2000年生まれの中島はミスターのユニホーム姿は記憶にないが、偉大さは十分理解している。「本当にすごい人。僕も記憶に残るような選手になりたい」と目を輝かせた。29日の第1ラウンドは午後12時25分に植竹勇太、谷原秀人とティーオフする。スタートダッシュを決め、今季2勝目に猛進する。

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