◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第3戦 全米女子オープン 最終日(9日、ペブルビーチGL=6509ヤード、パー72)
19位から出た木下彩(長府製作所)が2バーディー、2ボギーの72で回り、通算4オーバーで13位に入った。第1日は5オーバーの101位からスタートしたが、3日間安定したプレーで順位を上げた。
今季は18試合中11試合で予選落ち。ツアー未勝利ながら大舞台で躍動した。大会4日間は「上出来。この大会で自信にはなった。95点」と振り返った。18番では第3打をピン3メートルにつけるもパーで終え悔しさも見せた。「最後入れたかったから残念。またアンダーで回ったと言いたかった」と第3日に続きアンダーパーを狙っていたという。
今大会の優勝賞金は過去最高の約2億8000万円。13位タイは約2390万円となった。大会前の生涯獲得賞金は2199万2650円で、今大会1試合で超える額を獲得した。「そんなにもらえるんですか。来年も出ようかな(笑い)」と“アメリカンドリーム”を体感していた。
メルセデス・ランキングは93位で第2回リランキングに危機感も抱いている。「ポイントが大きい。調子が悪くてリランキングも不安なので」。加算ポイントは不明だが20年大会の13位は112ポイントが加算されている。海外の大舞台で自信を得た木下が、国内ツアーでも躍進を見せる。