
12番、ティーグラウンドで笑顔を見せる小滝水音 (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス 第2日(21日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC=6540ヤード、パー72)
首位と2打差の7位から出た小滝水音(みお、静ヒルズCC)が7バーディー、ボギーなしの65で回り、暫定単独首位に立っている。5月のステップ・アップ・ツアー「CTBCレディスオープン」でプロ初優勝をあげた黄金世代の一角。「私でも勝てるんだ」と自信をつかみ、2日連続ノーボギーのプレーで優勝争いに名乗りを上げた。
この日は8番パー3で10メートル、12番パー3で15メートル、14番で12メートルと長いバーディーパットを沈め、スコアを伸ばした。13番では下り7メートルの第3打を1・5メートルオーバーもパーセーブ。それ以外はピンチもなくリーダーボードを駆け上がった。「パットは元々好きだが、調子がいい時と悪い時と結構激しい。今週はしっかり打てている」と好調の要因を明かした。
茨城・明秀学園日立高出身で同学年にはプロ野球、中日・細川成也外野手がいる。同じクラスになったことはなく教室も遠かったが「同じ高校出身と言うだけで親近感が沸く。同じプロの世界で頑張ろうと思える」と刺激を受けている。19、20日に開催された「マイナビオールスターゲーム2023」に出場していたが「そうなんですか。野球見ないので知らなかった。すごいな」と驚いていた。
暫定ながら単独首位も、優勝はまだ視野には入っていない。「まだ半分しか終わってないので。昨日、今日のようなパッティングが続いて、いい流れに乗っていけたら」と決勝ラウンドへ意気込んだ。下部ツアー優勝の勢いのままレギュラーツアーでの優勝を見据える。