女子ゴルフのメジャー第4戦、エビアン選手権は27日にエビアン・リゾートGC(6527ヤード、パー71)で開幕する。
3年連続の出場となる古江彩佳(富士通)がプロアマ戦後に取材に応じた。今季14戦で7度目のトップ10入り。米女子ツアーのポイントランクも3位と好調を維持している。過去2度は4位、19位と大会との相性も良く、今年も上位争いが期待される。「過去2回を自信に、楽しんで今年もできれば」と意気込みを語った。
6位となったメジャー第3戦、全米女子オープン後は日本に帰国し調整。フランスには早めに入り、現地の友人とパリ観光を楽しんだという。「エッフェル塔、凱旋門を案内してもらいながら観光した」とリラックスした表情も見せた。パリを訪れるのは初めて。「日本にはない、美しいみたいな感じの綺麗」と印象を抱いたという。
24日に1ラウンド、25日に9ホールを回った。「グリーン、フェアウェーに乗せることは第一。傾斜も強いコースだと思うので、対応をしっかりしていければ」と攻略のポイントを挙げた。予選ラウンドは、世界ランク1位のコ・ジンヨン(韓国)と回ることが決まった。これまでは1度だけ一緒に回った経験があると話し「ついていきながら、自分も上げていければなと思う」と胸を借りながらスコアを伸ばす考えだ。
メジャー大会にも特別な意識はない。「あまり自分自身は変わらずという感じ。回りの建物とかコースの作り方はメジャーの方が大きい」と普段のツアーと同じプレーを心がける。昨年は初日に8アンダーで首位発進。コースとの相性はいいか問われると「そう思いたい。うまく(グリーンに)乗せてパターが決まってくれれば。上位争いしていければいいな」と明るく答えた。3度目の出場となる今年こそ、優勝をつかみ取る。