笹生優花「やることをしっかりやって楽しんで」 メジャー2勝目へ3差6位発進


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第4戦 エビアン選手権 第1日(27日、フランス・エビアンリゾートGC=6527ヤード、パー71)

 【エビアン(フランス)27日=高木 恵】第1ラウンドが行われ、2021年全米女子オープン覇者の笹生優花(フリー)が4バーディー、ボギーなしの4アンダー67をマークし、首位と3打差の6位と好スタートを切った。

 最終9番パー5で、残り221ヤードを3ユーティリティーでピン左上3メートルに2オン。スライスラインのイーグルパットこそ決まらなかったが、バーディーで締めた。「楽しくラウンドもできたし良かった。全体的に安定していたし、大きなミスもなかった。それが結果につながったと思う」とボギーなしの初日を振り返った。

 ティーショットが安定し、この日は13ホール中11ホールでメジャー仕様の狭いフェアウェーを捉えた。パーを重ねて迎えた前半の18番パー5で、初バーディーが来た。「メジャーの試合で前半が終わって3アンダーとかイメージできないっていうか。難しいって分かっているから、9ホールでバーディーを1つしか取れなかったっていう考えにはならない。逆に、取れて良かったって感じ」。欲張ることなく平常心を保ち、後半の3つのバーディーにつなげた。

 今季は4戦連続の予選落ちを経験したが、6月に復調。メジャー第2戦全米女子プロ選手権では、最終日に66をマークする猛追を見せ、1打差2位に食い込んだ。「やることをしっかりやって、楽しんで頑張りたい」。昨年は決勝ラウンドに進めなかった大会で、メジャー2勝目へ好位置につけた。

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