◆米女子プロゴルフツアー メジャー第4戦 エビアン選手権 第2日(28日、フランス・エビアンリゾートGC=6527ヤード、パー71)
【エビアン(フランス)28日=高木 恵】第2ラウンドが行われ、64位から出た渋野日向子(サントリー)は2バーディー、3ボギーで前日に続いて72で回り、通算2オーバー39位。日米通じて6戦ぶりの決勝ラウンド進出を果たした。4月の米ツアーJMイーグルLA選手権以来となる4日間のプレーが決まり、「めっちゃうれしい、超うれしい。2カ月ぶりくらいなので。なげーわ(笑い)」と自らにツッコミを入れた。
カットラインを意識しながらの1日だった。「最後までボギーを打とうが切り替えてできたのが大きかった。ダブルボギーを打っていないのが大きいかなと思う」。13番パー3でグリーン手前からチップインバーディーを決め「気持ち的に楽になった」。緊張感に包まれたラウンドで、笑顔になった瞬間だった。
ピンが左に切られた16番パー3では、第1打がグリーンから左のカート道まで転がり落ち、池の手前で止まった。救済を受け、左足上がりのライから打ち上げた第2打を2メートルに寄せ、パーをセーブ。「もうちょっとしたら池に入っていたのでラッキーだなと思いながら。あそこはパーでしのげたのは大きかった」と振り返った。
ラウンド中にお菓子を口にする場面が最近は見られなかったが、「そういう余裕が最近はなかった(笑い)。明日から再開します」と宣言した。決勝ラウンドでのプレーに楽しみが広がる。「予選落ちとか通過とか気にしなくて良くなった分、もう少し気楽にできるかなと思う。その分行けるところは行って、でもスイングで自分のやるべきことはしっかりやり切ってというのを、メリハリをつけられたらいいなと思う」。残り2日間での浮上を目指す。