19歳の桜井心那が4バーディーの猛攻で首位に並ぶ 元賞金女王の鈴木愛と熱戦 最終組が前半終了


3番、ティーショットを放つ桜井心那(カメラ・渡辺 了文)

3番、ティーショットを放つ桜井心那(カメラ・渡辺 了文)

◆女子プロゴルフツアー 楽天スーパーレディース 最終日(30日、兵庫・東急グランドオークGC=6636ヤード、パー72)

 最終組が前半を終了した。2打差の2位からスタートした19歳の桜井心那(ニトリ)が前半の9ホールを4バーディー、ボギーなしの32で回り、通算19アンダーで首位に並んだ。3戦前の資生堂レディスで初優勝した新進気鋭の桜井は第3日終了後「2勝目は狙って勝ちたい。明日、もちろん、狙います」と意欲的に話していた通り、スコアを大きく伸ばし、優勝に向けて突き進んでいる。

 首位から出た17、19年の賞金女王の鈴木愛(セールスフォース)は前半の9ホールを2バーディー、ボギーなしの34と堅実にスコアを伸ばしたが、桜井に並ばれた。21年の資生堂レディス以来、2年ぶりの通算18勝目を目指して、意地を見せたいとところだ。

 29歳の元賞金女王と19歳の若手有望株が熱いトップ争いを続けている。

 2打差の3位で続く小祝さくら(ニトリ)、韓国のイ・ミニョン(Q CELLS)にもチャンスは残っている。勝負はサンデーバックナイン(最終日の後半9ホール)に突入した。

 猛暑が続く今大会。120人がプレーする予選ラウンドの2日間は午前組と午後組に分けて行われたが、人数が絞られた決勝ラウンドの2日間は全選手が少しでも涼しい時間にプレーできるように、第1組が午前6時45分、最終組が午前8時25分と通常より1~2時間、早く設定された。第3日は最終組が午後零時59分にホールアウト。午後2時30分に35・1度の最高気温に達する前に全選手がプレーを終えた。最終日も最終組は午前11時前にハーフターンしており、プレーオフがなければ午後1時過ぎには決着しそうだ。

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