金谷拓実、19年ぶり17人目メジャー連勝へ「落ち着いて自分らしいプレーを」9バーディー3差3位浮上


17番でバーディーを奪い歓声に応える金谷拓実(カメラ・今西 淳)

17番でバーディーを奪い歓声に応える金谷拓実(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 第3 日(29日、北海道・恵庭CC=7441ヤード、パー72)

 ツアー4勝の金谷拓実(25)=Yogibo=が19位から出て、この日最多の9バーディー(3ボギー)で66をマーク。通算7アンダーでトップと3打差3位に浮上した。6月のBMW日本ゴルフツアー選手権森ビル杯でメジャー初優勝。1973年のツアー制施行後で19年ぶり17人目のメジャー連勝を、25歳68日の歴代2番目の年少記録で狙う。平田憲聖(22)=エレコム=が、10アンダーの首位を守った。

 気温31・4度と汗がにじむ真夏の北海道で金谷が“熱く”バーディーを量産した。開始3連続バーディーで5番までに4つ伸ばすと、後半も10番から3連続バーディー。66の好スコアに「今週はラフが深いのでフェアウェーからたくさん好機をつくれた」とうなずいた。

 フェアウェーキープ率85・71%、パット数「24」はともに全体2位。さらに前週の全英オープンの練習ラウンドをともにした東北福祉大の先輩・松山英樹(31)に「アイアンの音が良くなったと褒められた」と明かし、この日は正確なショットをピンに絡めた。

 初日の85位出遅れから、3差3位とメジャー連勝が狙える位置だ。73年以降でメジャー連勝(年またぎ含む)は16人。04年S・K・ホ(韓国)以来19年ぶりの記録を、羽川豊(81年、23歳363日)に次ぐ年少2番目で達成なるか。25歳は「落ち着いて自分らしいプレーをしたい」と、自らに言い聞かせた。(岩原 正幸)

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