畑岡奈紗3位でメジャー初Vならず 全英女子オープンでは「目指すところは優勝だけ」…エビアン選手権最終R


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第4戦 エビアン選手権 最終日(30日、フランス・エビアンリゾートGC=6527ヤード、パー71)

 首位と3打差2位から出た畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は3バーディー、4ボギーの72で回り、通算7アンダーの3位。日本女子4人目のメジャー制覇はならなかった。5打差5位からスタートした笹生優花(フリー)も70で3位に入った。セリーヌ・ブティエ(フランス)が、14アンダーでメジャー初優勝を飾った。

 畑岡の前にまたもメジャーの壁が立ちはだかった。1番は第2打をピン右奥2メートルにつけバーディー発進。「いいショットができてパッティングも簡単なパットではなかったので、うまく決められたのは良かった」とうなずいた。6番はアプローチのミスもあり、ボギーをたたいた。

 首位に6打差をつけられ後半に入ると11番のバーディーなどで、13番終了時点で4打差を追う展開に。だが、14番でティーショットが乱れ、ボギーとすると流れが止まった。15番も連続で落とし、17番もボギー。トップとは8打差の7位に後退した。最終18番パー5は確実に刻む選択。ピンまで90ヤードの第3打を真横ににピタリとつけ、バーディーで大会を終えた。「メジャーは年会5回のチャンスしかない。ものにしたかった」と振り返った。

 9日まで開催された全米女子オープンに続く、メジャー2戦連続での最終日最終組。「試合が始まる前は状態が良くなく、正直この位置でプレーできるとは思っていなかった」と明かした。「今日のセリー(ブティエの愛称)のゴルフをされては追いつけない」と相手をたたえながらも、「2位で終われるゴルフはしたかった。そこができなかったのは悔しい」と唇をかんだ。

 5大メジャーでは唯一トップ10入りを逃していたエビアン選手権で3位。2週後のメジャー最終戦AIG全英女子オープン(8月10~13日)では「目指すところは優勝だけ」。メジャーの悔しさはメジャーで晴らす。

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