◆男子プロゴルフツアー 横浜ミナトチャンピオンシップ 第1日(3日、横浜CC=7231ヤード、パー71)
ツアー通算4勝の稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)が1イーグル、5バーディー、1ボギーの65で回り、6アンダーで高山忠洋(スターツ)と並び首位で発進した。
2番パー4では80ヤードの第2打を58度ウェッジで放つと、カップに吸い込まれてイーグルを奪った。前半を5アンダーで回ると、後半の13番で初ボギーも、15、18番とバーディーを重ねた。「(イーグルは)完全に棚ぼただったけど、それから前半はいい感じでいけた」と満足そうに振り返った。
横浜CCは2018年の日本オープンで初優勝を飾った思い出の地。「あの時の記憶は鮮明に覚えている。ここから打ったな、みたいな感じで。試合で回ったのは、あれ以来なので“原点回帰”みたいな感じです」と笑顔で語った。
今季は11試合に出場して、トップ10入りが5試合あり、賞金ランクは11位(約2675万円)につける。15年から昨年は、7シーズン連続でフェアウェー(FW)キープ率1位を記録し、今季も1位。この日はより風が吹く午後スタートにも関わらず、FWキープ率80%(全体19位)、パーオン率88・89%(1位)とショットの正確性は健在だ。
昨年6月のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ以来の通算5勝目に向け「残り3日あるので、気を抜かずに頑張りたい」と表情を引き締めて語った。