渋野日向子、1年ぶり首位発進!8バーディー今季自己ベスト並ぶ64に「ちょっとびっくりした」


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子プロゴルフツアー スコットランド・オープン 第1日(3日、英ダンドナルド・リンクス=6494ヤード、パー72)

 2019年のAIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(24)=サントリー=が8バーディー、ボギーなしで今季自己ベストに並ぶ64をマーク。2位に2打差をつけて8アンダーで昨年8月以来、約1年ぶりに首位発進を決めた。畑岡奈紗(24)=アビームコンサルティング=と勝みなみ(25)=明治安田生命=は72で24位、昨年優勝の古江彩佳(23)=富士通=は74の54位で滑り出した。

 風が吹く海沿いのリンクスコースで、渋野が本来の思い切りの良いプレーを見せた。午前7時台のスタートで、風が比較的弱かった好条件もプラスに働いた。前週のメジャー、エビアン選手権(59位)で日米6戦ぶりに予選を通過したばかり。思わぬ好成績に「ちょっとびっくりした」と目を丸くした。

 出だしの10番で3メートルを沈めると、13番からは4連続バーディー。14、15番は「お先」のバーディーと余裕があった。風が出てきた後半も6番から3連続で伸ばした。グリーンを外したのは3回だけとアイアンショットが好調。26パットとグリーン上もさえ「迷わず打っている」と声が弾んだ。昨年8月のAIG全英女子オープン(3位)以来の初日首位。前日(2日)は強風でラウンドができなかったが「今までもこういう風は経験していたので焦りもなかった」と冷静だった。

 春先に左手親指付近を痛め、クラブの握り方を変えるなど試行錯誤が続いた。手に力が入りすぎたことが原因だとして、今は体をうまく使うスイングを目指している。この日は「力まないことを心掛けた。風の中でリラックスするのは難しいけど、最後までやりきれた」と納得顔だった。

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