畑岡奈紗は2アンダー11位、試合後は目に涙をため「来年チャンスをつかめるように」と前を向く…全英女子OP最終日


◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 最終日(13日、英ウォルトンヒースGC=6881ヤード、パー72)

 5打差の9位から出た畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は4バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの74で通算2アンダー。悲願のメジャー制覇は来季以降に持ち越しとなった。

 1番でボギー発進すると4番で深いラフに打ち込み、最後は1・5メートルのボギーパットがカップに蹴られてダブルボギー。6番で4メートルを決めてバーディー、10番でもバーディーを奪ったが、14番で2つ目のダブルボギーとなり失速した。

 試合後の中継インタビューで「今日はボギーが先行する中、なかなか自分の思った流れがつくれず悔しい。“たられば”というのは、勝つまでつきまとうスポーツなので…。なかなか上が伸ばせていない展開でもあり、バーディーもたくさん取っていたので、ダブルボギーを2つ打ってしまい、そこがなければというのもあって悔しい」と目に涙をためながら、唇をかんだ。

 「最終日も風が強くて展開しだいでは最後まで分からないという気持ちでやっていた。1番(のボギー)と4番のダブルボギーで3オーバー。その時点で厳しくなってしまったのは分かっていたが、最後まであきらめずにやろうという気持ちでやっていた」。最終18番は4メートルを決める意地のパーセーブで締めくくった。

 今季は全米女子オープンで最終日に単独首位で出て4位、エビアン選手権では3位。優勝を期して臨んだ全英では「練習ラウンドして、ここのコースはすごく自分に向いているんじゃないかと思ってやっていて、それでもなかなかビッグスコアが出せず上位と差がひらいて、最終日を迎えた。他のメジャーでもそうだったが、すごく惜しいところまできているという感覚はある」と振り返る。「また来年になるけど、しっかり残りのシーズンもがんばって、来年チャンスをつかめるようにしたい」と前を向いた。

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