45歳の2014年賞金王・小田孔明「氷風呂に入りたい…」 猛暑の地元・福岡県で2位発進


小田孔明

小田孔明

◆男子プロゴルフツアー Sansan・KBCオーガスタ 第1日(24日、福岡・芥屋GC=7216ヤード、パー72)

 2014年賞金王の小田孔明(フリー)が6バーディー、ボギーなしの6アンダー66をマークし、首位と1打差の2位発進を決めた。35度近い酷暑のなかでのラウンドを終えた45歳は、開口一番「死にそう。氷風呂に入りたい」。大量の汗をぬぐいながら、地元・福岡での好スタートに「ノーボギー。もう満足です」と満面の笑みを浮かべた。

 「パットがよかった」という第1ラウンドは幸運も味方につけた。1番でティーショットが左に曲がったが、ボードに当たって戻ってきた。第2打地点に到着後、ボランティアの「これがなかったらOBですよ」の言葉に思わず「ありがとうございます!」と返した。「これ今日はいいわ、と思って。パーで上がれてその後も気楽に回れた」という。

 親戚や友人十数名が応援に駆けつけた。「最近予選落ちばっかりだから、『応援に来るなら(予選ラウンドの)木金だけ。早めに来た方がいいよ』って言ってあった。今日はみんな満足して帰ってくれた」。暑いなかコースを歩き声援を送ってくれた応援団に感謝した。

 45歳のベテランの真夏のコンディション調整法は氷風呂だ。「毎日入ってますよ。(バスタブに)氷をバーッて入れる。最初心臓が止まりそうになるけど、そこからはウワーッって。アイシングになる。それくらい冷やさないとどうにもならない」とやみつきの様子。

 ラウンド中は塩飴を必ず持ち歩く。この日も突然脇腹がつりそうになったが、口に入れると治まったという。「水はダメですね。冷たい水を飲んでいたら、つりそうになったから。そこからスポーツ飲料に変えたら問題なくなった」。日々最善の方法を探っている。

 今季これまでは35位が最高。久々の上位が見える位置で初日を終えた。「まずは予選を通ること。通ったら土日にまた応援に来てもらえるから」と意気込みつつ、「もういいですか? 早く氷風呂に…」と笑ってコースを後にした。

最新のカテゴリー記事