中学男子は中山怜音が5アンダーで優勝「今の自分の中では、完璧なラウンドだった」


優勝した(左から)中学女子の部・荒木結衣、中学男子の部・中山怜音、高校女子の部・田村萌来美、高校男子の部・栗原遥大(カメラ・越川 亘)

優勝した(左から)中学女子の部・荒木結衣、中学男子の部・中山怜音、高校女子の部・田村萌来美、高校男子の部・栗原遥大(カメラ・越川 亘)

◆2023・報知ジュニアゴルフ中高生大会(28日、東京よみうりCC、中学女子、高校女子6119ヤード=中学男子、高校男子=6595ヤード、いずれもパー72、参加115人)

 中学、高校の男女4部門が行われた。中学男子はこの日ベストスコアの5アンダー、67で回った中山怜音(れおと、立教新座中3年)が優勝した。同女子は荒木結衣(香蘭女学校中3年)が1アンダーの71、高校男子は栗原遥大(はると、埼玉栄高3年)が4アンダーの68。同女子は田村萌来美(もなみ、ルネサンス高1年)が2アンダーの70をマークし、3選手での18番からのカウントバックを制した。18番でニアピン賞が設定され、各部門で4人が受賞した。

 ◆全選手最少67

 【中学男子】中山が出場全115選手で最少の67をマークして優勝した。「今の自分の中では、完璧なラウンドだった」。8メートル前後のパットを次々と沈め、スコアを伸ばした。昨年大会では7オーバーの12位。この1年間でスイング改造と、週1回のトレーニングに取り組み「今までで一番スイングが変わった」と成長を実感。今後は「高校生で日本ジュニアで優勝したい」と目標を語った。

 ◆荒木4差圧勝

 【中学女子】2年連続出場の荒木が2位に4打差で圧勝した。中盤からドライバーが曲がらず、飛距離も出ていた。「第2打が全然距離が残らなくて、安心して打てた」と勝因を語った。短いバーディーパットが入らず「もう少し伸ばしたかった」と悔しさも見せたが、同部門では唯一のアンダーパーをマーク。好スコアに「うれしい」とさわやかな笑みがこぼれた。

 ◆栗原リベンジ

 【高校男子】栗原が安定したプレーで、昨年7位の雪辱を果たした。17番まで5バーディー、ボギーなしと首位を快走。名物の18番パー3は第1打がグリーンに乗らず、アプローチも寄らずボギー。「1位はうれしいけど、最後のボギーだけ引きずっている」と悔しさの残る優勝となった。兄・悠宇(日大4年)は29日から4日間、プロツアー出場へ向けて予選会を受験。最高の形でエールを送った。

 ◆1年生・田村V

 【高校女子】1年生の田村が3選手でのカウントバックを制した。中学の部に出場した昨年(3位)は、今大会2位の柳原由依が優勝。リベンジを達成し「勝ててうれしい。優勝できて良かった」と笑顔で振り返った。前半に1つ伸ばし、後半2番でバーディーも、その後は全てパー。「ショットはめちゃくちゃ良かったけど、パターが入らず苦しかった」と辛勝に複雑な表情ものぞかせた。

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