石川遼、例年より深いラフに「今年はタフ。日本オープンみたい」…31日開幕フジサンケイクラシック


プロアマ戦でプレーをした石川遼(カメラ・富張萌黄)

プロアマ戦でプレーをした石川遼(カメラ・富張萌黄)

◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック プロアマ日(30日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)

 2009、10年大会を連覇している石川遼(カシオ)が、大会に向けて最終調整した。コースの印象を聞かれると「今年はタフ。雨が降らなければグリーンは硬いままだと思うし、ラフも影響のある長さ。(国内最高峰のメジャー)日本オープンみたいなセッティング」と話した。例年より長く、狙った距離に飛ばせない状況や、アプローチも諦めるしかないようなこともあるほどのタフなラフの状態だという。

 今年からアウトコースとインコースを入れ替え、パーも71から70に変更された。新たに18番となった元9番ホールは、従来の印象が強いが「ティーショットがフェアウェーに行けば、パーオンする確率もぐんと上がると思う。でもフェアウェーの広さも元々の18番より狭いし、グリーンも硬くなっている。ラフからだと止めるのは至難の業」と勝負の行方を左右する最終ホールの難しさを語った。

 最もゲームプランが変わるのは「1番」だと指摘した。「決勝ラウンドになって1番スタートとなったときに、朝イチのホールになる。10番ホールとしても難しかったホールがより、朝イチの1打目、2打目をこのホールで打つということで、難しさが増す。今回は0・1打くらい難しくなると思う」。昨年までは10番として回っていても苦戦したというホールが、さらに厳しさを増したという。

 過去11度出場し、2勝を含むトップ10入り7回。富士山の麓で「こういうコースは好き」と話す通りの好相性だ。キーポイントには調子の良さを挙げるが、自身の状態は「今日良くても明日いいか、というのはわからない」といい、日々変わる調子と向き合いながら、大会13年ぶりの3勝目を目指していく。

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