昨年覇者・大西魁斗、5キロ減量して連覇へ「楽しんでいければ」…31日開幕フジサンケイクラシック


大会連覇へ向けて調整した大西魁斗(カメラ・富張萌黄)

大会連覇へ向けて調整した大西魁斗(カメラ・富張萌黄)

◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック プロアマ日(30日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)

 昨年大会でプロ初勝利を挙げた大西魁斗(ZOZO)がプロアマ戦で最終調整し「自分のできることをやって、ディフェンディングを楽しんでいければ」と意気込んだ。今季は米下部ツアーのコーン・フェリーツアーを主戦場とし、日本ツアーは今季初参戦。今大会で16連戦目となり、右膝を痛めてテーピングをしながらの出場となる。「歩くと痛いが、スイングには異常はない。今年は自分の限界を知りたい」と気丈に振る舞った。

 今年はアウトコースとインコースが入れ替わり、印象も変わった。「6番と7番が長いパー4になったのと、その次のパー3がどのティーグラウンドで打つかによって、難しさが変わると思う。どうなるか自分でも分からないので、違った感じで楽しめるんじゃないかな」と優勝した昨年との違いにも動じずに笑顔を見せた。

 甘いものの節制や、トレーニングを昨年以上に取り組んで5キロ減量。「パフォーマンスよりルックスのため」と明かし、報道陣を笑わせた。昨年、3月から4月にかけて開催された東建ホームメイトカップの際は67キロだったが、飛距離アップなどの狙いでピークで76キロまで増量。「去年は結構太っていたので、今がちょうどいいと思う」と満足している様子だ。29日に行われた前夜祭ではすしなどを堪能し、久しぶりの日本を満喫している。

 今季、米下部ツアーでは21試合に出場して最高成績は7位で予選落ちが11度、1度の棄権と思うような成績は残せていないが「ゴルフのキャリアは長いので、今後経験が活かせたのなら苦しいと思わない。いろんな新しい経験もできているので、それは良かった」と前向きにとらえている。米国ではグリーン周りの技術に手応えをつかみ、日本ツアーにスポット参戦。昨年より成長した姿を見せ、大会連覇へ挑む。

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