【マンスリー藤田光里】プロ初出場の地元・北海道のmeijiカップで6年ぶりの予選突破を果たせました


8月の北海道meijiカップで予選を突破した藤田(左)とキャディーを務めた井上(本人提供)

8月の北海道meijiカップで予選を突破した藤田(左)とキャディーを務めた井上(本人提供)

 今月は地元・北海道のmeijiカップで、6年ぶりの予選突破を果たせました。実は、ここ数年は札幌国際CC島松Cの1~3番に苦手意識を持っていました。今年は、仲の良い先輩・井上希プロ(34)にキャディーをしていただいたおかげで、その3ホールは3日間で1バーディー、ボギーなしと克服できました。井上さんは過去、男子プロのキャディーをやった経験もあり、コース攻略が細やかで風の読みも上手で。私も先輩の前で変なプレーは見せられない、という意識が強くて良い方に働きました。

 第2日の最後の8、9番で5メートル前後のバーディーパットを沈めてギリギリで予選突破。井上さんは両手を上げて優勝したみたいに喜んで下さいました。最終的には通算1アンダー43位でしたが、ホールごとに攻めと守りのメリハリをつけたマネジメントを井上さんに褒めていただけて、すごく励みになりました。大会中は一緒に海鮮やジンギスカン、スープカレーと北海道食を満喫。「次は私にキャディーをさせて下さい」と言ったら「やらんでいい」と即答されましたね(笑い)。

 おかげさまで今月1日でプロ10年目を迎えました。正直20歳か22歳で辞めようと考えていたので「よく10年」という感覚です。7年前にコーチの父が他界し、5年前には左肘を手術して。自分からまた優勝したい、ゴルフがしたいと思えるように変わった。プロで初出場したmeijiカップで、応援団の方々が今年も「10th」と入ったおそろいのウェアで来て下さり、いい再スタートが切れました。9月は下部のステップアップツアーに出場します。(女子プロゴルファー)

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