「天才ゴルフ少女」須藤弥勒の自宅に1000万円超の最新鋭練習場が完成 飛距離は約250ヤードに大幅アップ


1000万円超の費用をかけて自宅に完成した最新鋭の個人室内練習場でスイングチェックする須藤弥勒(提供写真)

1000万円超の費用をかけて自宅に完成した最新鋭の個人室内練習場でスイングチェックする須藤弥勒(提供写真)

 史上初のジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(12)=ゴルフ5=の自宅に1000万円以上の費用をかけた最新鋭の個人練習場が完成したことが18日、分かった。群馬・太田市内にある自宅の屋内ガレージを大改造。最新の弾道測定器を2台、あらゆる角度から撮影できるカメラを5台、ショットを即時に録画再生した上でボール速度、弾道、スピン量、スイング速度などが大画面に映し出される最新鋭システムの機器を設置した。

 競泳の池江璃花子が「低酸素+流水プール」などの最新鋭の環境で練習する様子をテレビのドキュメンタリー番組で見た母・みゆきさんがゴルフでも最新鋭のシステムを導入することを進言したという。弥勒は小学生のアマチュアゴルファーながら12社・団体とスポンサー契約を締結している。「スポンサー料は弥勒のゴルフのために使う」という父・憲一さんの方針もあり、最新鋭システムを設置するために1000万円以上を投資した。憲一さんは最新鋭の機器がそろった弥勒専用の室内練習場を「スターウォーズシステム」と命名したという。

 弥勒はパットとアプローチの小技を得意としており、多くのジュニアタイトルを獲得してきたが、最近はショットのパワーと精度も大幅にアップしている。女子プロゴルフツアーのゴルフ5レディスのプロアマ戦(8月31日)では、アマ参加者の中で最長の246ヤードのビッグドライブを放ち、ドラコン賞をゲット。ゴルフに慣れ親しんだスポンサー関連の男性陣を圧倒した。文字通り「飛躍」の裏には最新鋭システムを駆使した練習があった。

 「ゴルフは感覚が大事だと思いますが、それを裏付けるデータも大事。『スターウォーズシステム』で練習して、もっと、もっとゴルフがうまくなりたい」と弥勒は前向きに話した。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。12歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。昨年8月に横峯良郎氏に弟子入り。昨年、アマチュア資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで所属契約のゴルフ5をはじめ、12社・団体とスポンサー契約した。ピアノも得意で今年7月の第24回北関東ピアノコンクールのプレコンペティション部門(ソロ)小学校6年生の部で銀賞を受賞。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。150センチ、50キロ。

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