
最終9番ホールでバーディーを奪い歓声に応える原英莉花
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー第3戦 日本女子オープン 第2日(29日、福井・芦原GC海C=6528ヤード、パー72)
20年大会覇者の原英莉花(NIPPON EZPRESSホールディングス)は4バーディー、1ボギーの69で回り、通算7アンダーで稲見萌寧(Rakuten)らと並んで首位タイでホールアウトした。
10番から出ると、ともにパー5の18番、1番でいずれも2オンに成功し、連続バーディー。3番でバーディー後、8番で初ボギーを喫したが、9番で107ヤードからの第2打を「木の下を打っていき」、最後は6メートルのパットを沈めてバーディーで締めた。「入る気持ちがして良いストロークができた」と笑顔で話した。
今季は腰の手術を受け、8月に3か月ぶりに復帰。以降はニトリレディスの9位が最高順位だが「先週、ドライバーショットがいい感覚で打てたので今週につながっている」と、前週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(32位)から上り調子だと明かした。前週はエースの塚本岳キャディーではなく別のプロキャディーを起用。塚本キャディーがロープの外からプレーを見る機会をつくり、再タッグを組む今週、助言を得て役立てているという。
原は「(スイング時の)間の取り方の部分で、外から見ていた方が分かりやすかったとアドバイスしてもらった。今週はしっかりと決断してから打つということ、結果どうこうより、そこを大事にプレーしている」と説明した。
3週後には、来季米ツアー出場権を懸けた2次予選会(10月17~20日、フロリダ州)が控える。「本当にいい流れで今週を迎えられている。いい流れで行きたい」と力を込める。20年大会に続く女子オープン複数回Vなら、12人目。決勝ラウンドへ「自分を信じて、今日これからいいショットが打っていけるような調整をして、たくさんバーディーを取っていけるように頑張りたい」と意気込んだ。