上田桃子 日本最終戦のボミと同組「人間の底力が見られたら」「幸せになっていく過程が見える引退」


プロアマ戦の18番、グリーン脇のラフからアプローチショットを放つ上田桃子(カメラ・馬場 秀則)

プロアマ戦の18番、グリーン脇のラフからアプローチショットを放つ上田桃子(カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー ▽NOBUTA GROUPマスターズGCレディース プロアマ戦(18日、兵庫・マスターズGC=6495ヤード、パー72)

 ツアー通算17勝の上田桃子(ZOZO)がプロアマ戦で最終調整した。「今週はやっぱりボミが辞めてしまうっていう、本当に大きなイベント的なものでもあるし、大会自体もすごく大きいですし、自分もこのコースは好きなので頑張りたい。調子もちょっとずつ上がってきているので」と意気込んだ。

 予選ラウンドは、小祝さくら(ニトリ)と、今大会で日本ツアーを引退するイ・ボミ(韓国)と同組。ボミとは数少ない同世代で、何度も優勝争いを演じてきたこともあり「年齢関わらず辞めていく選手がいるのは寂しいことですけど、幸せになっていく過程が見える引退なので。本人はしんどかったと思いますけど、そういうふうに見えない辞め方なので羨ましさもある」と明かした。

 先日、小祝らとサプライズで開いたボミの送別会では早くも涙し「3人ともしっかり予選を通って、私が感情的になって空気を冷ますことがないように…邪魔しないようにっていうのはすごく思っている」と苦笑い。「たくさんのギャラリーの方も見に来てくださると思うので、人間の底力じゃないですけど、そういうものが見られたらうれしい」と、最後の競演を心待ちにした。

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