笑顔でプロアマ戦をプレーした中島啓太（カメラ・今西 淳）
◆米男子プロゴルフツアー ＺＯＺＯチャンピオンシップ プロアマ戦（１８日、千葉・アコーディア習志野ＣＣ＝７０７９ヤード、パー７０）
中島啓太（フリー）が昨年のリベンジに燃えている。プロ転向３戦目だった昨年大会は、２日目に首位と３打差の５位に浮上。トップ１０に１打及ばずの１２位だった。「昨年は１２位タイで終えられてうれしい気持ちもあるが、最後に悔しい思いをしてしまった。その悔しい思いを今年はしっかり晴らせるように。去年より良い位置で終えられるように頑張りたい」と意気込みを語った。
今季日本ツアーで２勝を挙げ、賞金ランクは２位につけている。「今年は日本ですごく良いプレーをして良い状態で今週は入れている。難しいコースをプレーするのは楽しみだし、去年よりは自信を持って試合に臨める」。この日はプロアマ戦に出場し、最終調整を終えた。
昨年の最終日１８番パー５の第２打に、今も悔いが残る。４アイアンと迷った末に、５ウッドを握った。「セーフティーに行こうと思ってしまった。難しいバンカーに入れてしまい、バーディーを取れずにトップ１０に入れなかった。今年はしっかり攻めの姿勢を忘れずにプレーしたい」と力を込めた。
この１年での変化に「自信」を挙げた。格段に向上したショートゲームの精度が、支えになっている。「アプローチが良くなったので、スコアを大きく崩さないようにプレーできている。パーセーブできる確率は上がっているので、ショットもアグレッシブに攻めていけるようになった。自分を信じられるようになってきた」。積み上げた自信を胸に、ティーグラウンドに立つ。