◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ 第1日(19日、千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード、パー70)
堀川未来夢(みくむ、Wave Energy)が6バーディー、1ボギーの65をマークし、暫定3位で好発進した。前週からスイングを大幅に修正。「自分の中ではパターが入ったという感じもなく、チャンスにつけられていた。欲を言えばもっと伸ばしたかった。体力の消耗もなく、いいラウンドだった」とまだまだ伸ばせる余地はあったと振り返った。
フェアウェーキープ率は84・62%、パーオンも83・33%とショットが絶好調。18番(パー5)では左に曲げるトラブルはあったものの、大きなミスにつながらず、安定したラウンドとなった。この日の平均飛距離は281・5ヤードも608ヤードの14番(パー5)ではティーショット、第2打ともに3ウッドで刻み、50ヤードのアプローチをピンに絡めバーディー。マネジメント力とショット力で上位発進を決めた。
前週の日本オープン(3位)の際からスイングを大幅に修正しているという。「自分の中では別人くらい。70%変えている」と明かした。前週の感覚が良く、継続できていることが好スコアの要因だと話す。
練習場でもドライバーを握る時間が増えた。昨季はほとんど打っていなかったが、最近は40~50球打ち込んでいるという。「フェアウェーウッドのスティンガーショットが得意。そのショットの感覚でドライバーを打ちたい」と改造に取り組んでいる。
首位には米カリフォルニア州出身の日系選手、コリン・モリカワが立っている。アルファベット表記すると自身の名字に似ていることもあり「意識はしている。でもライバルでも何でもない(笑い) 少しでも追いつけるように頑張りたい」とおどけた。米ツアーの舞台にも「臆していない」。大舞台でも持ち前の明るさを武器に、動じることなく上位を目指す。