石川遼「イメージ以上」の会心ショットで5差8位 米ツアー初Vへ「自分のプランにしっかり集中」


18番でラフから第2打を放つ石川遼(カメラ・今西 淳)

18番でラフから第2打を放つ石川遼(カメラ・今西 淳)

◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ 第3日(21日、千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード、パー70)

 石川遼は4バーディー、3ボギーの69で回り、通算4アンダーで首位と5打差の8位につけた。2番でバーディーとするも、5、9、10番で落とし苦しい展開に。「10番のボギーが自分の中ではダメージが1番大きかった。でもそこから11、12番は難しい流れだったが、(パーセーブで)落ちきることなく、上がってこられた」。悪い流れを断ち切り13、14番での連続バーディーでカムバックした。

 14番(パー5)の第3打は「イメージ以上」という会心のショット。ピンまで159ヤードで、7アイアンと迷い8アイアンを選択した。「手前3~4ヤードで(落として)、段を下って落ちてきてしまっても正直、仕方ないと思って打った」という一打は、カップめがけて転がり、手前1メートルにつけた。18番(パー5)ではイーグル寸前の好アプローチも見せ、盛り上げた。

 強風の中でのプレーだった20日とは一転し、この日は風が穏やか。「今日の方が難しくは感じなかった」としつつ「凡ミスを続けてしまって、自分の中ではすごく難しい一日になってしまった」と反省を口にした。「難しくするも簡単にするも自分次第。自分のコンディションがそういうコンディションだった。これもゴルフだなと思った」。アプローチミスはあったが、修正すべき箇所は自分自身が一番よくわかっている。

 米ツアー初優勝へ5打差を追いかける。「やるべきことは全く変わらない。自分のプランにしっかり集中して、一打一打やっていきたい。緊張感だったり色々な事も含めて、楽しみながらやりたい」と最終日も自分のプレーに集中し、頂点を目指す。

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