26日開幕・アジア太平洋アマチュア選手権に杉浦悠太、山下勝将ら日本人8選手出場 優勝で全英&マスターズ切符


杉浦悠太

杉浦悠太

 男子ゴルフのアジア太平洋アマチュア選手権は26日、オーストラリア・メルボルンのロイヤルメルボルンGC(7055ヤード、パー71)で37か国・地域の約120選手が参加して開幕する。

 日本勢は世界アマチュアランキング(18日付)15位の杉浦悠太(日大4年)、プロの下部ツアーで優勝経験がある山下勝将(近大3年)、昨年3位に入った鈴木隆太(日体大3年)、今年の日本アマチュア選手権覇者の中野麟太朗(早大2年)ら8選手が出場する。

 優勝者には、来年のマスターズと全英オープンのメジャー2大会の出場権が与えられる。日本選手はこれまで2010、11年に松山英樹が連覇。18年に金谷拓実、21年に中島啓太が優勝している。

 今大会の日本代表は8選手で下家秀琉(すぐる、大阪学院大4年)、佐藤快斗(埼玉栄3年)、松井琳空海(りうら、香川西2年)、大嶋港(関西高3年)も出場する。

 25日は各選手が会場で最終調整した。大会初出場の中野は「わくわくです。アジアのトップ選手が来ている感じがして、自分もその中でプレーできるのがただ楽しいです」と目を輝かせた。タイで開かれた昨年大会3位の鈴木は「去年は意気込み過ぎてしまったので、冷静にプレーしたい」とうなずいた。

 杉浦はプロ転向を延期し、この大会からのマスターズ出場に懸けている。「難しいコースなので、毎日アンダーパーで回りたい」と闘志を込めた。国内の女子プロツアーの昨季年間女王、山下美夢有の弟として注目を浴びる勝将は「自分のプレーができれば上位に食い込める」と抱負を語った。

 大会はマスターズ、R&A、アジア太平洋ゴルフ連盟が主催。開催コースのロイヤルメルボルンGCは、1891年創設でオーストラリアで最も歴史の古いゴルフ場の1つ。2014年大会も開催している。

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