進藤大典さん
ゴルフのプロキャディーの進藤大典さんが発起人となったジュニア大会「進藤大典ジュニアトーナメント２０２３ ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ ｂｙ アイダ設計」が２９日、栃木・セブンハンドレットクラブで開催された。高校男子の部は上村大和、同女子の部は遠藤桂音、中学男子の部は武井大也、同女子の部は丸尾海七が優勝した。
ストローク方式ではなく、各ホールのスコアをポイントに換算するステーブルフォード方式を採用。進藤氏は「チャレンジ精神だったり、ミスしたホールの次のホールで取り返そうとする、そういう気持ちをもってもらいたい」とし、「ラウンドしていると心が折れたりすることも多いけど、攻めることによってつかめるものがあったり、いい結果を得られることもあるので前向きな気持ちをもってもらいたい。また、ゴルフ本来の“いいスコアを出さないといけない”というだけでなく、楽しさも知ってもらいたいなと思ってこの方式を使っています」と狙いを説明した。
「松山英樹選手と米国で６年間キャディーをやらせてもらって、本場のレベルの高さや環境、ホスピタリティーとかすべてが世界一、すごい環境を見させてもらった。松山選手が世界ランキング２位になったときにも担がせてもらっていました。そういう世界での経験を、次の日本のジュニアの子たちにどういう風に伝えられるのかなと考えたときに、ジュニアの大会を開いて応援したいなというのが一つだった」と進藤氏。
優勝の副賞はプロのトーナメントの出場権で、進藤氏が自らバッグを担ぐ。昨年大会男子優勝の佐藤快斗は今年の「麻生飯塚チャレンジドトーナメント」、女子優勝の飯島早織は「ゴルフ５レディス」に参戦。佐藤は今年の「トヨタジュニア」で個人優勝、飯島は「日本女子アマ」で優勝と、飛躍を遂げた。
大会は今年で３回目の開催。進藤氏は「ジュニアの子たちには、すごく思い出に残るような大会にしたい。それと親御さんたちもこの大会に出させてよかったなと一生の思い出になるような、皆が最高の思い出になるような大会にしたい」と話した。