鈴木愛、11番でまさかのダブルパー 首位から19位に沈む「何もしゃべることはない」


3番ティーショットを放つ鈴木愛(カメラ・今西 淳)

3番ティーショットを放つ鈴木愛(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 最終日(29日、埼玉・武蔵丘GC=6650ヤード、パー72)

 2打差の首位から出た鈴木愛(セールスフォース)はバーディーなしの2ボギー、1ダブルボギー、1クワドラプルボギーで80をたたき、通算1アンダーの19位に終わった。ホールアウト後は目に涙を浮かべたような表情で引き揚げ「何もしゃべることはないです」と悔しさをのぞかせた。

 1番でボギー先行。8番では4メートルのパーパットをしぶとく沈めてガッツポーズも出たが、後半に悪夢が待っていた。首位と2打差で迎えた11番。フェアウェーからの第2打は、グリーンに着弾するも傾斜を伝って奥のラフへと転がった。ショットはそんなに悪くなかったのに、右へ落ちていった」。第3打でグリーンに乗せようとするも、高く上がったボールは再び傾斜を下り、ラフへ。4、5打目も同じ悲劇が続き、6オン2パットでまさかのダブルパーとなった。

 その後もショットの乱れが響き、15番でボギー、17番でダブルボギーと大きく崩れた。「攻めたら攻めたで、あまり良くない方向にいっていた。でも、逃げてもバーディ取れないし、あまり上手くいかなかった」と唇をかんだ。19年大会を制すなど、いいイメージがあるコースなだけにショックは大きかった。

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