ナショナルチームの荒木優奈、初日5位発進も通算6オーバーの82位で最終日へ進めず号泣「何も考えられない」


荒木優奈

荒木優奈

◆女子ゴルフ 最終プロテスト 第3日(2日、岡山・JFE瀬戸内海GC(6419ヤード、パー72、参加101人)

 71位から出た荒木優奈(日章学園3年)は4バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの75と落とし、通算6オーバーの82位で最終ラウンドに進むことができなかった。今年の日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームメンバーが、3日目で涙をのんだ。ホールアウト後には絞り出すような声で「何も考えられない」と悲しみに暮れた。

 最後まで諦めず、戦い抜いた。前半に3つ伸ばし、合格圏内にも近づいた。リーダーボードも見ながらプレーをしていたという。「下の方は見てなくて、ちゃんと伸ばさないといけないのはわかっていた。前半は良かったからもうちょっと伸ばせたらと思っていた」。だが、2番でダブルボギーをたたいた。3、4番でも連続ボギーと流れが大きく傾いた。「パターがおかしくなった」とグリーン上で苦しみ、カットラインを下回った。

 第1ラウンドは5アンダーの5位と上々の滑り出し。だが、第2ラウンドに80をたたき、大きく順位を落とした。「昨日は体調が良くなかった。自分でも何が起こっているかわからないままホールアウトした。今日はそんなに(体調が)悪くなかったから、できるかなと思ったけどダメだった」と涙ながらに振り返った。「それのせいにしちゃいけないし、管理できなかった自分がいけない。それなりにもうちょっとスコアをまとめられたら良かった」と唇をかんだ。

 JGAナショナルチームメンバーの資格で最終プロテストからの参加。初日を終えた際には「通りたい。浪人したくない」と話していたが、最終日までプレーできずに初挑戦は幕を閉じた。今後は「わからない」とまだ考えられる状況ではなかったが、「また頑張ります」とすぐに前を向いた。

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