前年覇者の堀川未来夢が吉兆の6連続バーディーで首位浮上「ストレスのないパーを取っていこうと」


6連続バーディーを決めた堀川未来夢(みくむ)

6連続バーディーを決めた堀川未来夢(みくむ)

◆男子プロゴルフツアー マイナビABC選手権 第2日(3日、兵庫・ABCGC=7217ヤード、パー72)

 首位と4差9位で出た前年覇者の堀川未来夢(みくむ、Wave Energy)が、後半2番パー4からツアー自身最多タイの6連続バーディーをマーク。8バーディー、ボギーなしの64で回り、通算13アンダーで首位に立った。

 大会前日、プロアマ戦を終え取材に応じた堀川は「調子はイマイチです。連覇を狙うとは嘘でも言えない(状態)」と不安を明かしていた。特に「壊滅的」と表現していたドライバーを初日は握らず、この日も1度のみ。「練習で曲がっているようじゃ握れない」と割り切った。

 さえたのはパッティング。前半1バーディーで「ラインに乗っても届かなかったり、一筋違ったりとか。タッチだけ合わせて、ストレスのないパーを取っていこうと考えた」と、これが功を奏した。2番で10メートル、4番で約13メートルを沈めるなど、6連続バーディー。1度途切れたが、最終9番でピン上6メートルを決め、バーディーで締めくくった。

 ツアー初優勝を飾った19年の「日本ツアー選手権森ビル杯」では、史上初の初日スタートホールから6連続バーディー。4日間首位を守って完全優勝した。「見当違いな球が出ることもなく、自分のマネジメント通りにことが進んでいるという感じなので、明日も何かを変えるわけではなく」と堀川。昨年大会以来、通算5勝目へ、大きく弾みをつけた。

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