須藤弥勒（中央）はプロテストに合格した姉弟子の浅田実那（左）を祝福（右は横峯良郎氏＝提供写真）
史上初のジュニアゴルフ世界４大メジャーのグランドスラムを達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒（１２）＝ゴルフ５＝が３日、日本女子プロゴルフ協会のプロテストを８位で合格した「姉弟子」の浅田実那（２５）を祝福した。
浅田と弥勒は、共に日本女子ツアー通算２３勝の横峯さくら（３７）の父、良郎さん（６３）の指導を受けており、宮崎県内で何度も練習ラウンドを行っている。弥勒は「姉弟子」に当たる浅田の合格を大喜び。「実那さん、すごいです。一時はゴルフをやめていた時期もあると聞いていましたけど、夢を諦めなかった姿勢を尊敬します。実那さんは飛距離が強烈です。一緒に練習ラウンドして、刺激を受けることが多かったです」と満面の笑みで話した。
弥勒自身、近い将来、プロを目指す。「プロテストはとても大変と聞いています。私はプロテストを免除されるようにアマ優勝を目指します」と堂々と壮大な野望を明かした。
◆須藤 弥勒（すとう・みろく）２０１１年８月６日、群馬・太田市生まれ。１２歳。１歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。１７年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。１８年も連覇した。１９年にマレーシア世界選手権、２１年にキッズ世界選手権、２２年６月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の４大メジャーを制覇。昨年８月に横峯良郎氏に弟子入り。昨年、アマチュア資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで所属契約のゴルフ５をはじめ、１２社・団体とスポンサー契約した。ピアノも得意で今年７月の第２４回北関東ピアノコンクールのプレコンペティション部門（ソロ）小学校６年生の部で銀賞を受賞。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。１５０センチ、５０キロ。