
会見に臨む申ジエ(カメラ・渡辺 了文)
◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 練習日(21日、宮崎・宮崎CC=6497ヤード、パー72)
メルセデス・ランク2位で逆転の年間女王を狙う申ジエ(韓国)が公式会見に出席した。この日はラウンドはせず、練習のみで調整した。「1年の全部(トータル)でこの結果が出る。一試合、一試合頑張ったから今の位置になった。特別な感じではなく、いつも頑張っている中の一試合だと思って。去年より周りから応援してもらっている気がするので、皆さんの応援に感謝しながらプレーしたい」と意気込みを語った。
今季は3月の開幕戦、ダイキンオーキッドレディス、6月のアース・モンダミンカップで2勝。海外メジャーにも積極的に参戦し、全米女子オープン2位、AIG全英女子オープンで3位の好成績を残した。
リコーカップは14度目の出場で、過去トップ10入りが9回。2015、18年大会と2勝しており、抜群のコース相性を誇る。「全体的にグリーンが小さく、ショットの距離感が大切になるのでその部分が私に合っているかと思う。久しぶりの高麗グリーンで、今年は芝目の癖が出ると感じた」と分析した。
史上初の日米韓の3ツアーでの女王の座へ、23日の第1ラウンドではランキング首位の山下美夢有(加賀電子)と直接対決する。
◆申の逆転条件 トップの山下と57・13ポイント差。優勝すれば400ポイントを獲得し、山下、3位の岩井明の結果に関係なくトップになる。逆転への最低条件は13位以上となっている。