連続年間女王・山下美夢有の父でコーチの勝臣さん「ショットの精度は去年より上がっている」


観戦する山下美夢有の父・勝臣さん(カメラ・渡辺 了文)

観戦する山下美夢有の父・勝臣さん(カメラ・渡辺 了文)

◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 最終日(26日、宮崎・宮崎CC=6497ヤード、パー72)

 山下美夢有(みゆう)=加賀電子=が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算10アンダーで逃げ切り、大会連覇を果たした。1988年のツアー制施行後で、2015、16年のイ・ボミ(韓国)以来6人目&最年少(22歳116日)での2年連続年間女王に輝いた。

 コーチで父の勝臣(まさおみ)さんが試合後、報道陣の取材に応じ「よく頑張ったと思う。ショットの精度は去年より上がっている」とたたえた。

 平均パット数1位(1・7256)については「ショットが寄っただけ」と冷静に分析。シーズン前には「今年の目標は去年と変わらず、何も変えなかった」というが「途中で、ちょっと(調子が)変わってしまった。メジャーに出たぐらいから」と夏場以降の調子落ちに言及。「コースが難しいから、思いっきり振れなくなってしまい、(ショットが)曲がり出した」と振り返った。

 今後山下が抱いている目標を「やっぱり(海外)メジャーで優勝すること。そこに向けて、また来年どうやっていくか」と明かした。来年8月にはパリ五輪も控え「オリンピックには出たいって言っていた」。2季連続の女王になった娘を見守り「謙虚で、挑戦者の気持ちで、というのは常に言っている」と話した。

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