鍋谷太一、プロ12年目で初V 次週の日本シリーズJTカップは「30人しか出られない超エリートな大会」


ツアー初優勝を果たした鍋谷太一がギャラリーの声援に応える (カメラ・豊田 秀一)

ツアー初優勝を果たした鍋谷太一がギャラリーの声援に応える (カメラ・豊田 秀一)

◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン 最終日(26日、高知・Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72)

 首位から出た鍋谷太一(国際スポーツ振興協会)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算14アンダーで初優勝を挙げた。「自分が目指してきた優勝、それが現実になった。ツアーで優勝するという目標がかなって、それが一番うれしかった」とプロ12年目で手にした初Vに喜びがあふれた。

 前半のバーディーは7番だけと耐える展開に。15番で第2打をピン左奥2メートルにつけ、フックラインのねじ込んだ。先にホールアウトした宋永漢(ソン・ヨンハン、韓国)に1打差に詰め寄り、17番のバーディーで首位に並ぶ。最終18番パー5では、グリーン奥のバンカーからの第3打を60センチにピタリとつけて、優勝を決めた。「15番からは自分のちょうどいい距離にセカンドショットが残ってくれて、バーディチャンスについてくれて、それを決めることができた」とうなずいた。

 次週の最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)への出場権も手にした。「30人しか出られない超エリートな大会なので、特別な思いがある」と初出場となるビッグトーナメントへの心境を語った。「いい結果を出せると証明できたし、自分の自信にもなった。予選落ちがない大会なので、来週も上位争いできるようにしたい」。2週連続Vへ闘志を燃やした。

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