蝉川泰果、涙の優勝から一夜「余韻に浸っている」パリ五輪「(代表権は)めちゃくちゃ見ている」


日本シリーズJTカップ優勝から一夜明け、スポーツ報知の1面を手に笑顔を見せる蝉川泰果(カメラ・堺 恒志)

日本シリーズJTカップ優勝から一夜明け、スポーツ報知の1面を手に笑顔を見せる蝉川泰果(カメラ・堺 恒志)

 国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の年間表彰式が4日、都内で行われた。最終戦の日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)を最年少で制した賞金ランク2位の蝉川泰果(22)=フリー=、同3位の金谷拓実(25)=Yogibo=はともに2冠だった。

 涙のメジャー2勝目から一夜明け、蝉川は「朝起きたときのスッキリ感が全然違う。優勝の余韻に浸っているんですけど、ここに来られて幸せ」と2冠に喜んだ。

 来季も日本ツアーを主戦場とする予定だが、海外進出への意欲も強く「前週までに(出場が)決まれば行こうと思う。海外に出る機会がすごく多くなる。そこで1勝するのが目標」と掲げた。一方、届かなかった日本の賞金王へも「いずれ絶対取りたい。星野さんとか、数試合でもランキング上位に入ってきていたので、狙いたい」と力強く語った。

 現在、日本勢5番手につけるパリ五輪代表争いについては「(代表権は)めちゃくちゃ見ている。ただ、現状で久常選手を抜くのは厳しい。今よりどんどんうまくならないと無理」と、さらなる成長を誓った。

 ◆金谷アジアV「自信」

 2冠を獲得した金谷は「2月のアジアツアー優勝で自信も生まれたと思うし、国内でも2勝できて、いいシーズンだった」と振り返った。来季は、欧州ツアーを主戦場とする予定だが、賞金ランク3位以内で得た権利のため、出場試合は限られる。「資格は下の方なので、どうなるか分からないけど、チャンスが巡ってきたら上で戦えるように準備したい」と、1月の中東シリーズから積極的に参戦する姿勢を明かした。

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