トークショーを行った桜井心那
女子ゴルフで今季４勝を挙げた桜井心那（ここな）が２４日、東京・新宿区のＡｌｐｅｎ ＴＯＫＹＯでトークイベントを行った。レギュラーツアー本格参戦１年目の今季を「４勝することができて、自分でも結果に驚いている。初優勝から自信もついて、昨年とは違う自分になった。環境も自分も変わった一年」と振り返った。
３勝目となった９月のゴルフ５レディス最終日を回顧。山下美夢有（みゆう）、小祝さくらと並んで迎えた最終１８番でバーディーを奪い、優勝を決めた。バーディーパットを外せば３人でのプレーオフという場面に「メンバーが濃ゆかったので、“めんどくさい”なと。うまいからプレーオフになったら、勝てないだろうなと思った」。プレッシャーのかかる場面ながら、自らの手でつかんだ優勝を懐かしんだ。
昨年は下部ツアーで５勝を挙げ、賞金女王に輝いた。今季はフィールドがレギュラーツアーへ変わり、海外メジャー、ＡＩＧ全英女子オープンと同週のＮＥＣ軽井沢７２以外の試合に出場した。「休みの週を作らなかった。全部新しいコースで練習詰めだったので、ゴルフ場に行きたくなくなる日もあった」と３７試合に出場した大変さを語った。
今季は平均飛距離２５８・５９ヤードのドライバーを武器に勝利を重ねた。「しっかり狙ったところに置けるようになったので、ドライバーは良くなっている」とうなずいた。来季は「まずは優勝すること、複数回優勝すること。将来的にアメリカで戦いたい気持ちがあるので、海外ツアーで経験を積みたい。一番大きな目標は年間女王になること」。さらなる飛躍へオフはショートゲームやバンカーショットの練習を重点的に取り組むという。