◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(3日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
25位から出た「セクシー・クイーン」ことアン・シネ(韓国)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの76とスコアを落とすも、通算4オーバーの52位で予選を辛くも通過した。
前半を43で7つスコアを落として折り返し、カットラインを大きく下回った。だが、上がり4ホールで3バーディーを奪って猛反撃。ギリギリで決勝ラウンド進出を決めた。バーディー必須の最終18番パー5。5メートルをねじ込むと、膝から崩れ落ち、手で顔を覆った。「予選通過しないといけないというストレスがあった。試合で泣いたのは初めて」。プレッシャーから解き放たれ、安堵(あんど)の涙がこぼれた。
ワールドレディスサロンパスカップは17年5月に日本ツアー初出場し、フィーバーを巻き起こす原点となった大会(41位)だ。当時、初日には膝上30センチの黒のミニスカートを着用し、ギャラリーの視線をくぎ付けにして話題となった。この日はカーキのトップスと同色のミスカートで、1万人を超すギャラリーが集まった会場を沸かせた。決勝ラウンド2日間は「最後の4ホールみたいなゴルフをしたい。怖いものがない」と逆襲を誓った。